オープンソースのCMSを比べてみた

オープンソースのCMSを比べてみた
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はじめに

 

自社または制作会社でWebサイトを制作したいときには、CMSを利用して工数を軽減することをおすすめします。CMSを活用することで、Webサイトの構築・運用が楽になります。

ただ、世の中には数多くのCMSが存在するため、社内または顧客のニーズにあったCMSを選択することが重要です。

ちなみに、当サイトではDrupalをベースのフレームワークCMSとして採用しています。Drupalは海外の政府機関で多数の採用実績があります。最近では国内でも多くの企業がベースとなるフレームワークにDrupalを採用してシステムを構築しています。

 

 

 

 

CMSの種類の比較

 

 

 

CMSの種類は、主に以下の3種類です。

 

最近ではクラウド型が増えてきています。初期費用は少なくて済みますが維持費がかかるため長い目で見るとパッケージ型またはオープンソース型がおすすめです。

オープンソース型の場合、パッケージ自体にお金がかからないため初期費用削減のため、開発会社はオープンソース型を採用することが増えてきていますが、開発サイドによる不具合や顧客対応へのサポートがないため、その場合の対応を事前にエンドユーザと協議しておく必要があります。

 

  • クラウド型
  • オープンソース型
  • パッケージ型

 

 クラウド型オープンソース型パッケージ型
コスト中〜高
拡張性
カスタマイズ性
セキュリティ
サポート体制
メリット
  • 初期費用が不要
  • ランニングコストが安い
  • 導入が簡単
  • 無料で利用できる
  • 拡張性が高い
  • 利用者が多いため、情報収集しやすい
  • セキュリティ対策が充実している
  • サポート体制が充実している
デメリット
  • カスタマイズがしづらい
  • トラブル時はベンダーの対応に依存する
  • サポート体制がない
  • セキュリティが脆弱
  • 運用コストがかかる
  • 初期費用とライセンス費用がかかる
  • リリースまでに時間がかかる

 

 

 

 

CMSのランキングとオススメ度

 

名前シェア言語ライセンス用途おススメ度
WordPress38.4%PHP100% GPL主にブログサイト5
Shopify2.9%-ECプラットフォームECサイト4
Joomla2.3%PHP100% GPLウェブサービス全般4
Drupal1.5%PHP100% GPLウェブサービス全般4
Wix1.5%-ホームページプラットフォームホームページ3
Squarespace1.4%-ウェブサービスホームページ3
Bitrix1%-100% GPL 3
Blogger1%-ウェブサービス主にブログサイト4
Magento0.8%PHPGNU GPL v3.0ECサイト4
OpenCart0.6%PHPGNU GPLECサイト4
PrestaShop0.5%-ウェブサービスECサイト3
TYPO30.3%PHPGNU GPLウェブサービス全般4
Weebly0.3%-ウェブサービスECサイト3
Adobe Dreamweaver0.2%-ウェブサービス/アプリホームページ・ウェブデザイン4
Bigcommerce0.2%-ウェブサービスECサイト3
Jimdo0.1%-ウェブサービスECサイト4
Zen Cart0.01%PHPGPL v2ECサイト5
osCommerce0.01%PHPGPL v2ECサイト4

 

 

 

 

 

人気のCMS

 

 

 

WordPress

 

WordPressは最も有名なCMSです。 CMSを使用しているウェブサイトの38%以上がWordPressを採用しています。WordPressはシンプルなブログ向けのプラットフォームとして始まりましたが、WordPressのユーザーが増えたおかげでネットで情報が得やすくなったことでブログに限らず一般的なウェブサービスのプラットフォームとしても認知されるようになってきました。

 

筆者はこちらのサイトでWordPressを利用したサイト構築などWordPressに関する情報を発信しています。

 

 

Shopify

Shopifyはカナダ発・世界最大のECサイト制作プラットフォームです。      
「シンプルで高機能」なことを理由に世界中に広まり、今では世界175ヶ国、60万以上の店舗で利用されています。専門知識なしでオンラインショップを簡単に開設できる手軽さと、拡張機能の多さで、日本でも個人商店から大企業まで急速に浸透してきています。

 

 

Joomla

 

WordPressはもともとブログ用プラットフォームとして開発されましたが、Joomla! は、一般的なホームページやウェブサービスを作成するためのプラットフォームとして開発されてきた経緯があります。今ではWordPressのシェアが圧倒的でネットで出回っている情報量も格段の差がありますので、ウェブサイトのプラットフォームとしてWordPressを選ぶ方が増えてきましたが、Joomla!はWordPressよりカスタマイズの柔軟性が高くより高度なウェブサービスの構築に向いていると言えます。

 

 

Drupal

 

非常にパワフルでリソースの集中が少ないため、大規模かつ複雑なウェブサイトに適しています。オックスフォード大学やThe Weather Channelのサイトも Drupalを利用して作られています。

Drupalを使うメリットは、JoomlaやWordPressで制作されたウェブサイトよりDruplaのウェブサイトは高速でパフォーマンス性が高いことがあげられます。つぎに、WordPressはもとよりJoomla!よりも優れた柔軟性です。

ただし、これらの機能を使いこなすには高度な知識が必要で学習コストが高いことが大きな欠点です。しかし、一度Drupalを習得しさえすれば中小規模から大規模なシステムまで強靭で高い品質のシステムをDruplaを利用することで高いコストパフォーマンスで構築することが可能になります。

 

Drupal認定試験に関するまとめ記事はこちらのサイトでご覧いただけます。

 

 

 


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